元会長インサイダー疑惑のALBERTは見切売り出尽したとされ反発

銘柄

■昨日まで2日連続ストップ安

 ビッグデータ分析サービスなどのALBERT(アルベルト)<3906>(東マ・売買単位100株)は18日、反発相場となり、10時を過ぎては8%高の1685円(123円高)前後で推移。「元会長が親族らに業績予想を公表前に伝え、損失回避させていた疑い」(15日付日本経済新聞朝刊)などと伝えられ、17日まで2日連続ストップ安となったが、この結果、業績低迷などによる売りは強制的に出尽したとの見方が出ている。

 5月13日に発表した第1四半期決算は前年同期比で営業・経常・純利益とも赤字に転換し、12月通期の予想は各利益とも数百万円の黒字。通期での黒字を拠り所に保有していた投資家は少なくなかったと見られるが、この2日間の下げっぷりからは、こうした投資家の見切売りも少なからず出た可能性があるようだ。当面はリバウンド程度の上げにとどまるとみられるが、政府のビッグデータ関連政策などは引き続き期待要因になりそうだ。

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