【業績でみる株価】マックスは個性的製品で業績伸ばす、好資産内容で好利回りから上値余地

業績でみる株価

 マックス<6454>(東1・1000)は、去る4月後半に2016年3月期決算を発表、2.4%増収、営業利益11.2%増益と好調。株価は4月8日のボトム1084円から急伸、17日も1275円と年初来高値を更新している。17年3月期も小幅ながら増収増益見通しで株価は上値を伸ばしそうだ。

 工場や土木建築業者向けに表示作成機「ビーポップ」が国内外で好調、浴室暖房換気乾燥機の伸長、アメリカでのコンクリート構造物向け工具が好調。車イス販売は苦戦。2017年3月期は売上4.3%増の694億円、営業利益2.0%増の60億円の見通し。EPS81.2円、配当は年39円を継続の予定。

 株価に派手さはないが、資産株的な位置づけで堅実な動き。前期末1株純資産は1301円、自己資本比率72.2%と好内容だ。26週線を3週連続で上回っていることから上昇相場確認といえる。昨年3月の高値1469円を目指す展開だろう。

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