【株式市場】材料株など高く日経平均は6日ぶり反落し3日ぶりに大台を割る

株式

◆日経平均の前引けは1万6955円73銭(279円25銭安)、TOPIXは1362.07ポイント(17.7ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億8211万株

チャート14 6月1日前場の東京株式市場は、今夜、米国の米地区連銀経済報告(ベージュブック)などの発表を控えて手控えムードが強い中、昼過ぎまで1ドル110円台だった円相場が13時頃から片足109円台に入る円高基調になり、堅調だったトヨタ自動車<7203>(東1)が軟調に転換。日経平均は14時頃から下げ幅を拡大し、それまでの130円安(1万7100円)前後での一進一退から一時326円06銭安(1万6908円92銭)まで下押した。
 昨日までの5日続伸から反落し、終値での1万7000円割れは3日ぶりとなった。前場は高かった東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も小安くなった。

 フランスベッドホールディングス<7840>(東1)が転倒防止機能のついた車椅子「転ばなイス」好調とされて後場も急伸したまま値を保ち、イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)は教科書のデジタル化に関する検討会の開催が材料視されて物色人気が再燃し、ランドコンピュータ<3924>(東2)は米国セールスフォース・ドットコムの日本法人を通じて熊本地震の被害状況把握や避難所管理、家屋被害調査などのシステム提供などが好感されて高値を更新。GMOTECH<6026>(東マ)はLINEの上場観測を受けて活況高となり、構造計画研究所<4748>(JQS)も防災コンサルタント事業などに期待とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は19億9528万株(前場は8億8211万株)、売買代金は2兆1154億円(同9379億円)。1部上場1955銘柄のうち、値上がり銘柄数は473(同690)銘柄、値下がり銘柄数は1350(同1087)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6全業種が値下がり(前場は6業種が値上がり)した。

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