【株式市場】国債のマイナス利回り拡大し銀行株など安く日経平均は大幅続落

株式

◆日経平均の終値は1万6019円18銭(582円18銭安)、TOPIXは1284.54ポイント(46.18ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億7631億円

 13日後場の東京株式市場は、英国のEU離脱問題などを巡り円高基調が一段強まり、14時頃には1年8ヵ月ぶりに1ドル105円台の円高に突入。対ユーロでも3年ぶりの円高とあってキヤノン<7751>(東1)マツダ<7261>(東1)などが時間と共にジリ安基調となった。日経平均は14時にかけて前場の安値を下回り、大引けにかけて582円18銭安(1万6019円18銭)まで下げ、この値で安値引けとなった。主な株価指数はすべて安い。

 債券市場で国債のマイナス利回り幅がまた拡大して過去最低利回りを更新し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が一段ジリ安の4%安など、銀行株の下げが再燃した。材料株屋好業績株が個別に買われる展開になり、カネミツ<7208>(東2)が前週後半のエアバッグ部品増産報道を好感して2日連続ストップ高。Hamee<3134>(東マ)は提携や4月決算などが好感されてストップ高。ソフトフロント<2321>(JQS)は日本郵政<6178>(東1)の日本郵便のデジタルポスト社への出資などが言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は18億7631億円(前引けは9億3279万株)、売買代金は1兆8518億円(同8834億円)。1部上場1958銘柄のうち、値上がり銘柄数は40(同56)銘柄、値下がり銘柄数は1903(同1868)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続いて全業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、空運、小売り、食料品、ゴム製品、医薬品、陸運、サービス、化学、水産・農林、などとなった。

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