【銘柄フラッシュ】富士通コンポが急伸し新規上場の農業総合研究所は公開価格の78%高

銘柄

 16日は、上場投信を除いた東証1部の値上がり率1位がエス・エム・エス<2175>(東1)の7.3%高となり、カリオン証券の投資判断などが好感されて大きく出直りを拡大。2位は生化学工業<4548>(東1)の5.7%高となり、椎間板ヘルニア治療薬のライセンス供与などが材料視されて戻り高値。3位はさくらインターネット<3778>(東1)の4.9%高となり、14時前後から急動意となって上値を追い、午後にフィンテック(金融IT)関連の発表を行って尻上がりの17.4%ストップ高となったインフォテリア<3853>(東マ)を見て連想が働いたとの見方があった。

 新規上場の農業総合研究所<3541>(東マ・売買単位100株)は、後場寄り後の12時33分に公開価格1050円を78%上回る1870円で初値がつき、その後2270円まで上げ、終値も2270円の高値引け。

 富士通コンポーネント<6719>(東2)は車載用タッチパネルに要求される高耐環境性に対応した静電容量方式タッチパネル開発などが言われてストップ高の26.6%高。サイオステクノロジー<3744>(東2)は13時の四半期決算発表後に急伸してストップ高の18.4%高。

 上場2日目のアトラエ<6194>(東マ)は後場回復を強めて次第高の急伸となり22.6%高。モブキャスト<3664>(東マ)は提携などが材料視されてストップ高の19.2%高。アンジェスMG<4563>(東マ)は子宮頸(けい)がんに関するワクチン開発などを森下仁丹<4524>(東2)に許諾と発表しストップ高の17.3%高。

 アドアーズ<4712>(JQS)はVR(仮想現実)技術などによる新アミューズメント関連株とされて一時19.6%高。プラザクリエイト<7502>(JQS)は携帯端末事業も展開し経済紙朝刊が格安スマホ市場が3年で7倍に拡大と伝えたことなどが言われて7日ぶりに反発し6.4%高。エヌアイデイ<2349>(JQS)は旅行代理店向けシステム開発で知る人ぞ知るとの見方があり、JTBで発生した個人情報流出事件が連想材料になったとの見方があり急反発の4.3%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る