【株式市場】日経平均は3日続伸だが前場の348円高を上値に伸び悩む

株式

◆日経平均の終値は1万6231円43銭(135円78銭高)、TOPIXは1300.26ポイント(14.53ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億3943万株

チャート13 13日後場の東京株式市場は、引き続き大規模な経済対策などへの期待が強く、トヨタ自動車<7203>(東1)は一段ジリ高基調になり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は一段上値を試した。ただ、円相場が昼頃までの円安基調からジリジリ円高方向に振れ、日経平均は3日続伸だが前場の高値348円60銭高(1万6444円25銭)を抜けずに上値の重い展開となった。主な株価指数の中では東証マザース指数が小安い。

 後場は、ソニー<6758>(東1)が体ユーロでの円高再燃などを手控え要因に時間とともにジリ安となり、昨日まで4日間で6割高の任天堂<7974>(東1)は米国での「ポケモンGO」人気拡大に水をさすような一部報道もあり反落。一方、トランザクション<7818>(東1)は英企業との提携や電子タバコ事業への期待などが言われて急伸し、ローツェ<6323>(東2)は四半期業績などが好感されて連日活況高。モバイルファクトリー<3912>(東マ)は位置ゲームの大手で「ポケモンGO」も位置活用ゲームであることから連日急伸。日本ラッド<4736>(東マ)は国際モダンホスピタルショウ2016(7月13~15日、東京ビッグサイト)への出展などに期待とされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は27億3943万株(前引けは14億697万株)、売買代金は2兆8916億円(同1兆4500億円)。1部上場1967銘柄のうち、値上がり銘柄数は1277(同1372)銘柄、値下がり銘柄数は597(同492)銘柄。 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、鉱業、輸送用機器、証券・商品先物、空運、非鉄金属、機械、ガラス・土石、などとなった。

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