【株式市場】日経平均は31円安、4日ぶりに反落、昨27日までの3日連続最高値は一服

◆日経平均は3万9208円03銭(31円49銭安)、TOPIXは2674.95ポイント(3.51ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億5237万株

 2月28日(水)後場の東京株式市場は、昼頃から円安基調が強まる様子となり、前引けにかけて軟調だったホンダ<7267>(東証プライム)は取引開始後に小高くなり、ダイキン<6367>(東証プライム)は一段と強含み、ブリヂストン<5108>(東証プライム)は下げ幅を縮小など、値動きの強まる銘柄が見受けられた。低PBRの王子HD<3861>(東証プライム)は大引けまで一段ジリ高。一方、前場堅調だったレーザーテック<6920>(東証プライム)は13時前から軟調に転じ、半導体関連株は重かった。日経平均は取引開始後に小高くなり、14時過ぎに44円43銭高(3万9283円95銭)まで強張ったが大引けは小安くなり4日ぶりに反落。昨27日まで3日連続の最高値更新は一服となった。

 後場は、東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)が一段と上げS&Pによる格付の引き上げなど好感。DeNa<2432>(東証プライム)はストップ高のままプライム銘柄の値上がり率1位を続け、ポケモン新ゲーム発表が材料視され急反発。グッドライフカンパニー<2970>(東証スタンダード)は大都市のマンション賃料上昇報道など受け何度もストップ高で売買されながら大幅続伸一段高。久世<2708>(東証スタンダード)は増配が好感され一段高。ジィ・シィ企画<4073>(東証グロース)は資本業務提携が材料視されストップ高。マクアケ<4479>(東証グロース)はスタートアップ企業の利用増加など言われて一段と上げ出直り拡大。

 28日新規上場のCocolive(ココリブ)<137A>(東証グロース)は買い気配を上げ、14時過ぎに3990円(公開価格1780円の2.2倍)で初値をつけ、4080円(度2.3倍)まで上げて大引けは3295円。光フードサービス<138A>(東証グロース・名証ネクスト)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは6120円(公開価格2660円の2.3倍)となった。

 東証プライム市場の出来高概算は18億5237万株(前引けは9億6731万株)、売買代金は4兆7762億円(同2兆4837億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は906(前引けは966)銘柄、値下がり銘柄数は698(同629)銘柄。

 東証33業種別指数は20業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、パルプ紙、水産農林、石油石炭、非鉄金属、鉱業、鉄鋼、空運、その他金融、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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