【業績でみる株価】沖縄のスーパーサンエーの1Q出足好調、通期最高益更新に弾み、株価は高値接近

 沖縄でスーパーなどの小売店を展開するサンエー<2659>(東1・100株)は、2017年2月期・第1四半期(3~5=1Q)月は増収増益のスタート。連続最高益更新見通しに幸先よいスタートだ。

 第1四半期は、売上高450億200万円(前年同期比6.4%増)、営業利益39億200万円(同9.0%増)、経常利益40億3700万円(同8.9%)増、純利益24億6200万円(同12.6%増)。沖縄の訪日客人気は衰えることなく、5月には県として初めて50万人を突破した。日本全国の5月訪日客数は約189万人。

 沖縄の訪日客人気は衰えることなく、5月には県として初めて50万人を突破した。日本全国の5月訪日客数は約189万人。それほどの人気地でありながら、地理的には国内の大手がなかなか進出しにくい。サンエーは多くの企業とFC(フランチャイズ)契約を結び、総合的に沖縄の消費をサポートしている。昨年には無印良品と契約を行い出店。その他にもマツモトキヨシ、ローソン、東急ハンズ、タリーズコーヒー、ピザハットなど幅広い企業と契約している。

 株価は2013年からの上昇し、昨年7月に上場最高値6520円をつけた。5000円を挟んだモミ合いはおよそ一年になり、24カ月線に接近したことで好買い場となって、足元では5340円台に反発している。今期の月別売上は全月前年を上回っていて安定感も高い。再び上昇相場となりそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る