【注目銘柄】明治電機工業は配当利回り妙味が増す銘柄として注目

注目銘柄

 明治電機工業<3388>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。小幅ながら増収増益見通しで、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社は、1920年の創業当初より「日本の『ものづくり』を強くする」ため、製造業を支援する「Supporting Industry Company」として事業を展開している。主に電気機器・計測器及び電気設備並びに自動・省力化用機能部品とその設備の販売及び輸出入業務。エレクトロニクス製品・各種検査装置・メカトロ・FA・情報・物流システムの開発、設計、製作。計測・制御・情報処理のコンサルティング。工業計器・電気計測器の保守を行っている。

 今2017年3月期は、引き続き第8次中期経営計画(15年3月期~17年3月期)に基づき、エンジニアリングビジネスの確立、営業体制の強化、グローバル体制の強化、収益性の向上、企業体質の強化 に注力し、「さらなる信頼を得られる事業品質の確立」を目指している。

 今17年3月期第2四半業績予想は、売上高が270億円(前年同期比2.1%増)、営業利益が8億7000万円(同1.0%減)、経常利益が9億4000万円(同2.3%減)、純利益が6億1000万円(同1.9%減)を見込んでいる。

 通期業績予想は、売上高が590億円(前期比0.5%増)、営業利益が22億8000万円(同0.2%増)、経常利益が24億3000万円(同0.5%増)、純利益が16億円(同3.2%増)を見込んでいる。配当予想は40円(第2四半期末15円、期末25円)継続を予定している。

 株価は、1月4日の年初来の高値1216円から6月24日に年初来の安値957円と調整。7月8日安値957円と売り直されて底値を確認し上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、出直りつつある。同社は、17年3月期の計画数値を見直した上で、新たに18年3月期および19年3月期の計画数値を策定。19年3月期営業利益25億7000万円目標を掲げており、中長期的に着実増が見込まれる。今期予想PER7倍台・PBR0.71倍と割安感があり、配当利回り4.0%と利回り妙味は増す。上値抵抗線の9か月移動平均線を突破するか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る