【狙い場・買い場】クックバッドは女性中心に5500万人が利用、今12月期は非公表だが、第3四半期好調

狙い場・買い場

 クックパッド<2193>(東1・売買単位100株)は、1997年の創業以来、「毎日の料理を楽しみにすることで、心からの笑顔を増やす」ことを企業理念に、インターネット上で料理レシピの投稿・検索等が可能な「クックパッド」を中心に事業を展開している。さらに最近では、「クックパッド」を「食を中心とした生活インフラ」へと進化させ、あらゆる生活シーンをもっと豊かに、便利に変えていくために、新しいサービスの創出に注力している。現在の投稿レシピ数は200万品を超え、料理をする20~40代の女性を中心に、日本では月間5500万人以上が利用している。

 2015年12月期・第3四半期累計の実績は、売上高が100億0600万円、営業利益が42億0400万円、経常利益が41億2400万円、純利益が24億7800万円に着地。

 7-9月期は、売上高が38億3100万円(4-6月期同32億9200万円)、営業利益が15億8500万円(同14億2400万円)、経常利益が11億0100万円(同16億9300万円)、純利益が6億3700万円(同11億1000万円)に着地。国内の「クックパッド」の月間利用者数(1ヶ月の間の訪問者をブラウザベースまたは端末ベースにより集計)は、9月末時点で5,576万人。特にスマートフォンからの利用者が順調に増加し3949万人(タブレットからのアプリの利用者数を含む)。また、レシピ数も堅調に増加しており、同月末には累計投稿レシピ数が219万品を超え、営業利益は着実に増加している。

 株価は、8月17日につけた年初来の高値2880円から9月8日安値2047円まで調整。11月9日安値2220円と売り直された後、12月9日高値2768円と上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、上値追い姿勢を強めつつある。2015年12月期業績予想は明らかにしていないが、足元で営業利益は順調に推移している。加えて、市場予想(QUICKコンセンサス)ベースの2016年12月期の営業増益率でランキング4位に入っているほか、四季報でも同年12月期2ケタ増収増益を観測しており、成長が続くと期待されている。月足では9か月移動平均線がサポートしており、中長期で上昇トレンドが続く可能性があり、押し目は注目したい。

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