【狙い場・買い場】DCMホールディングスは配当利回り2.6%、PBR0.6倍台の割安好業績

狙い場・買い場

DCMホールディングス<3050>(東1)は、ホームセンター事業を主として行なう子会社の株式を保有することによる当該子会社の事業活動の支配・管理、商品開発、卸売り、通信販売等を行っている。

足元の業績は、今2015年2月期第3四半期売上高が3310億8100万円(前年同期比0.1%増)、営業利益が149億0800万円(同4.3%増)、経常利益が146億3300万円(同2.9%増)、純利益が85億7900万円(同2.9%増)に着地。新規出店については19店舗、退店については4店舗を実施。

また、(株)ホームエキスポの子会社化により6店舗、フジタ産業(株)からの店舗譲受けにより3店舗増加したことにより、第3四半期末現在の店舗数は556店舗(カーマ146店舗、ダイキ161店舗、ホーマック249店舗)。昨年3月は駆け込み需要による影響で日用消耗品を中心に好調に推移したが、増税後は反動により売上は伸び悩み、また天候不順による影響などから、季節商品の販売が低迷したなか、工具、資材については、販売強化に取り組んだことが寄与し売上は堅調に推移。

通期業績予想は、売上高が4441億円(前期比2.3%増)、営業利益が175億円(同4.9%増)、経常利益が173億円(同4.7%増)、純利益が103億円(同0.8%増)と増収増益を確保する見通し。年間配当は20円(第2四半期10円 期末10円)を見込んでいる。

株価は、760円を軸にモミ合いを約4カ月続けているが、26週移動平均線がサポートする形で、下値を徐々に切り上げている。昨年12月から気温が低下したことから、暖房器具や防寒着など季節商品は回復基調にあり、見直される可能性はある。今期予想PER10倍台、PBR0.67倍と割安感がある。配当利回り2.6%と利回り妙味もソコソコある。配当取りが意識され水準訂正高が期待されよう。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る