【注目銘柄】光ビジネスフォームは通期営業利益は上ブレする見通しで、配当利回り妙味が増す

注目銘柄

■ミニゴールデンクロスを示現

 光ビジネスフォーム<3948>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現、通期営業利益は上ブレする見通しで、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社は、ビジネスフォームの印刷を通じて長年培ってきた印刷や加工の技術を基に、システム開発・プリンターによるデータ出力・メーリングサービスへと展開している。企業のペーパーレス化やアウトソーシングに係る多種多様なニーズへ迅速かつ柔軟に対応し、常にクオリティの高い製品・サービスを提供している。

 今2016年12月期は、生産面において全生産拠点での人員・設備の効率的配置や省力化投資により生産機能のレベルアップを図り、原価率のさらなる低減を目指すと共に、新しいサービスの提供向上に注力している。営業面では、ビジネスフォームと情報処理の技術を総合的に組み合わせて新しい成果に結びつけるような活動を積極的に推進。特にBPOの分野で、顧客ニーズの変化に迅速に対応する、総合的かつ具体的なソリューション提案力のレベルアップに努めることにより、顧客層の拡充と付加価値の高いサービスの提供をしている。

 今16年12月期第2四半期業績実績は、売上高が37億5600万円(前年同期比4.3%増)、営業利益が2億3300万円(同25.1%増)、経常利益が2億1800万円(同12.4%増)、純利益が1億3500万円(同15.8%減)に着地。

 通期業績予想は、売上高が71億5000万円(前期比2.4%増)、営業利益が2億7000万円(同25.3%増)、経常利益が2億7000万円(同28.5%増)、純利益が1億7000万円(同5.4%増)を見込んでいる。配当は36円(第2四半期末18円、期末18円)継続を予定している。

 株価は、1月7日の年初来高値455円、4月28日高値453円と買われた後、6月24日に年初来安値383円と調整。その後、小動きとなっているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。一般帳票類やデータプリント及び関連加工、サプライ商品が好調で、第2四半期営業利益は通期計画に対する進捗率は86.3%に達し、通期業績予想は上ブレする可能性が高い。PBR0.36倍と割り負け、配当利回りは4.2%と利回り妙味は増しており、買い妙味が膨らみそうだ。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る