【注目銘柄】川辺は今期営業2ケタ増益見通しで、配当利回り妙味が増す

注目銘柄

■ミニゴールデンクロスを示現

 川辺<8123>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現、今期営業2ケタ増益見通しで、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社は、ハンカチーフ、スカーフ、マフラー、タオル、および布帛製品の製造、販売ならびに輸出入、化学繊維製品、一般繊維製品および繊維生地の加工、販売ならびに輸出入、服飾雑貨の販売ならびに輸出入、室内装飾品、家具、寝具の販売ならびに輸出入、服飾デザイン、室内装飾の企画およびコンサルティング、不動産の売買、賃貸借およびそれらの仲介、化粧品、香水、石鹸、医薬品、医薬部外品の製造および販売ならびに輸出入などを手掛けている。

 「川辺3か年新中期経営計画2014」の最終年度である3年目を迎え、顧客第一主義を経営の根幹として、革新的な発想に則した企業活動を通じて、市場競争力の強化と新たなる事業領域の拡大を促進し『コト提案型企業への変革と製造小売業を目指す』を経営ビジョンとして掲げ、企業の継続的成長に尽力している。

 今2017年3月期第1四半期業績実績は、売上高が36億5400万円(前年同期比0.3%増)、営業利益が1300万円(同300万円)、経常利益が2400万円(同24.7%減)、最終損益が1億4600万円の赤字(同300万円の黒字)に着地。

 通期業績予想は、売上高が174億円(前期比1.5%増)、営業利益が8億円(同16.0%増)、経常利益が9億円(同24.1%増)、純利益が5億3000万円(同20.7%増)を見込んでいる。配当は期末一括7円(同1円)増配を予定している。

 株価は、2月12日につけた年初来の安値143円から5月13日高値178円と上昇、7月4日高値178円と買い直された後、モミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。今3月期第1四半期は、ハンカチーフが外国人観光客によるインバウンド需要が減速したものの、前期第2四半期以降、百貨店の売場占有率を更に拡張できたことで、営業利益は大幅増益を確保。通期では2ケタ増益を見込んでいる。今期予想PER5倍台・PBR0.50倍と割安感があるほか、配当利回りは4.1%と利回り妙味は増す。出遅れ感のある低位銘柄として水準訂正に向かうか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る