【株式市場】材料株が強く日経平均は2日続落だが一時56円安だが日経JASDAQ平均は9日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万6958円77銭(53円67銭安)、TOPIXは1345.95ポイント(3.58ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億7242万株

チャート14 9月8日後場の東京株式市場は、日銀・中曽副総裁の発言が伝えられて一時的に円高基調が強まる場面があり、日経平均は13時30分にかけて一時175円79銭安(1万6836円65銭)まで下げ幅を広げる場面があった。しかし、前場は軟調だったトヨタ自動車<7203>(東1)が大引けにかけて堅調転換するなど、主力株の一角が強く、日経平均も次第に持ち直した。一方、東証2部指数は3日続伸、日経JASDAQ平均は9日続伸。

 後場は、いすゞ自動車<7202>(東1)がJPモルガン証券のリポートで高評価と伝えられて値上がり率5%を超える上げとなり、サイバーコム<3852>(東1)ソフトバンクG<9984>(東1)の5G(第5世代異動通信システム)プロジェクト関連株とされて急伸。任天堂<7974>(東1)は前場の高値を抜けなかったが「スーパーマリオ」シリーズの最新作「スーパーマリオラン」を「iPhone(アイフォーン)」に配信すると伝えられて売買代金1位の大活況。フライトホールディングス<3753>(東2)は「アイフォーン」の決済システム「アップルペイ」が日本国内でも使用可能になるとの発表を受けてモバイル決済市場の急拡大の期待などが言われ急伸。アクセルマーク<3624>(東マ)はスマホ向けゲーム「ワールドクロスサーガ」350万ダウンロード突破などが言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は16億7242万株(前引けは7億2526万株)、売買代金は2兆1925億円(同9619億円)。1部上場1973銘柄のうち、値上がり銘柄数は860(同779)銘柄、値下がり銘柄数は923(同991)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、海運、精密機器、証券・商品先物、ゴム製品、輸送用機器、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る