【話題】小池都知事が築地卸売市場の移転先・豊洲市場の「盛り土」問題を提起しカナモトやエンバイオHDなどが高い

■建機レンタル株が強く西尾レントオールは戻り高値

 土壌汚染対策などのエンバイオホールディングス(エンバイオHD)<6092>(東マ・売買単位100株)は12日の前場、15%高の819円(104円高)まで上げて戻り高値に進み、取引時間中としては7月6日以来の800円台回復となった。

 東京・築地卸売市場の移転問題を巡り、「東京都の小池知事は(中略)、都が、これまで、築地市場の移転先となる豊洲市場の土壌の汚染対策として敷地全体に行ったと説明してきた盛り土について、実際には水産卸売場などの建物の地下では行っていなかったことを明らかにしました」(12日朝のNHKニュース)などと伝えられ、連想買いが集まったとの見方が出ている。

 連続最高益の見込みで、業績面の買い安心感があり、主力株が米国株安などの影響で手がけづらい状況のため、材料株人気を集める期待が出ている。

 ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)地盤ネットHD<6072>(東マ)は軟調だが、建機レンタル銘柄は堅調となり、カナモト<9678>(東1)は9日に発表した第3四半期業績も好感されて反発。西尾レントオール<9699>(東1)は戻り高値に進んだ。

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