マルハニチロ145年の歴史に幕、2026年3月に「Umios株式会社」へ社名変更

■「umi」「one」「solutions」を組み合わせた新社名

 マルハニチロ<1333>(東証プライム)は3月24日、2026年3月1日付で社名を「Umios株式会社」に変更することを発表した。新たな社名は、「umi(海)」「one(一体)」「solutions(解決策)」を組み合わせた造語だ。同社グループのルーツである海を起点に、ステークホルダーや社会、地球と一体となり、食を通じて地球規模の社会課題を解決していくという決意が込められている。

 マルハニチロは、1880年にマルハ、1907年にニチロが創業し、水産業のパイオニアとして近代漁業と水産加工の礎を築いてきた。2007年には両社が経営統合し、総合食品企業としての基盤を確立。今回の社名変更は、同社グループにとって第三創業と位置付けられる。新たなコーポレートアイデンティティは「海を起点とした価値創造力で『食』を通じて人も地球も健康にするソリューションカンパニー」だ。

 新社名「Umios」のもと、同社グループは経済価値、環境価値、社会価値の最大化を目指し、資源調達力、加工技術力、食材提供力を基盤に、事業と機能を連携する「バリューサイクル」をグローバルに展開する。これにより、「持続的なたんぱく質の提供」と「健康価値の創造」を実現し、人々と地球の健康に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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