【株式市場】好決算銘柄など高く日経平均は4日続けて6ヵ月ぶりの高値を更新

株式

◆日経平均の終値は1万7446円41銭(109円99銭高)、TOPIXは1392.41ポイント(10.40ポイント高)、出来高概算(東証1部)9億7565万株

 10月28日後場の東京株式市場は、円相場が引き続き軟調なまま推移したほか、日立建機<6305>(東1)が27日の2ケタ減益の四半期決算発表にもかかわらず年初来の高値を更新したまま強いなど、決算を発表した銘柄の値動きが好調なため買い安心感があり、日経平均は約70円高の1万7400円台で強もみ合いを続け、大引けにかけて本日高値の124円61銭高(1万7461円03銭)まで上昇。4日続けて約6ヵ月ぶりの戻り高値を更新した。主な株価指数では東証マザーズ指数が小安い。

 カルソニックカンセイ<7248>(東1)は海外ファンドによるTOBの観測報道を受けストップ高。神鋼商事<8075>(東1)は13時の四半期決算発表後に急動意となり、ジーエルサイエンス<7705>(東2)は14時半の発表後に急伸ストップ高。マルマエ<6264>(東マ)は世界的な半導体投資の拡大傾向などが言われて年初来の高値に接近。ジェイテック<2479>(JQG)は業績見通しの大幅増額が好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は増勢となり26億2881万株(前引けは9億7565万株)、売買代金は3兆1330億円(同1兆616億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1370(同1024)銘柄、値下がり銘柄数は510(同809)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券、保険、銀行、その他金融、空運、非鉄金属、機械、鉄鋼、繊維製品、石油・石炭、その他製品、などだった。

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