伊藤ハム米久HDは業績予想の増額やTPPへの期待など材料視され大きく出直る

株式市場 銘柄

■「経営統合に伴うシナジー効果等により採算性が向上」

 伊藤ハム米久ホールディングス<2296>(東1・売買単位100株)は2日、8%高の1078円(77円高)まで上げて11時を過ぎても6%高前後推移。業績・配当予想の増額修正が好感されて大きく出直っている。2016年4月の経営統合後の高値は1119円(6月)。その後は高値もみ合いが続くが、再び高値に迫る展開となった。TPP(環太平洋経済連携協定)の恩恵を受ける関連株としても注目されているようだ。

 11月1日の取引終了後に2017年3月期の業績・配当予想の増額修正を発表。「コスト削減や経営統合に伴うシナジー効果等により採算性が向上したことや、食肉事業においても、輸入食肉を中心に販売数量が堅調に推移」したことなどにより、3月通期の連結営業利益の見通しは従来予想を11%増額し、純利益の見通しも同25%増額。新たな予想1株利益は50円45銭とした。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る