ヒーハイスト精工の18年3月期は直動機器の売上が好調に推移したことで2ケタ増収大幅増益を達成

■好業績であったことから配当は4円と2円の増配

 14日に発表されたヒーハイスト精工<6433>(JQS)の18年3月期の決算は、主力製品の直動機器の売上が好調に推移したことで2ケタ増収大幅増益を達成した。

 18年3月期連結業績は、売上高26億23百万円(前年同期比19.2%増)、営業利益2億25百万円(同54.6%増)、経常利益2億34百万円(同75.4%増)、純利益1億66百万円(同97.6%増)となった。

 好業績であったことから配当は4円と2円の増配。

 主力製品の直動機器は、産業用機械業界及び民生向けに販売したことで、売上高16億28百万円(同33.7%増)と大幅増収となった。

 精密部品加工は、レース用部品の売上が好調に推移したものの、全体では売上高7億29百万円(同0.5%増)と微増であった。

 ユニット製品は、主に中国の液晶製造装置等の産業用製造装置向けの販売が増加したことから、売上高2億65百万円(同3.1%増)となった。

 今期19年3月期については、引き続き国内の経済は、世界経済の回復に伴う輸出増加が続き、設備投資等の需要も高推移が予想されると見込んでいる。

 その結果、19年3月期連結業績予想は、売上高27億56百万円(前期比5.0%増)、営業利益2億33百万円(同3.7%増)、経常利益2億37百万円(同1.0%増)、純利益1億59百万円(同3.9%減)を見込んでいる。

 また、同日、譲渡制限付き株式報酬制度の導入の決議も発表した。導入の目的は、取締役及び執行役員並びに工場長を対象に、同社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えると共に、株主との価値共有を進めることとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る