【株式市場】1ドル111円台の円安など好感し日経平均は続伸し一時104円高

株式

◆日経平均の前引けは1万8055円23銭(87円82銭高)、TOPIXは1439.13ポイント(10.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億7937万株

 21日(月)前場の東京株式市場は、円相場が海外市場から約5ヵ月ぶりの円安水準になる1ドル111円台に入ったことなどが好感され、株価指数連動型の買いが目立ったようで日経平均は11時過ぎに104円60銭高(1万8072円01銭)まで上げ、今年1月以来の高値を更新した。円安の割に富士重工業<7270>(東1)などは小安かったが、日経平均は前引けも87円82銭(1万8055円23銭)と堅調。主な株価指数は総じて高い。

 第一生命ホールディングス<8750>(東1)が反発するなど、全体相場の底上げムードが好感されて生損保・銀行株が強く、証券株も強い。アイロムホールディングス<2372>(東1)は「やせる細胞」として注目される褐色脂肪細胞に関する日米での特許が好感されて3日連続ストップ高。グリーンペプタイド<4594>(東マ)はがん免疫療法分野でT細胞を若返らせる先端技術企業の子会社化などが好感されてストップ高気配。朝日ラバー<5162>(JQS)は業績拡大に加え医療用分野の成長なども言われて高値を更新。

 東証1部の出来高概算は9億7937万株、売買代金は1兆210億円。1部上場1987銘柄のうち、値上がり銘柄数は1334銘柄、値下がり銘柄数は534銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る