【銘柄フラッシュ】マルマンが急伸しOPEC減産を受け石油資源開発など一斉高

銘柄

 12月1日は、OPEC(石油輸出国機構)総会で約8年ぶりの原油減産を合意したと伝えられ、石油資源開発<1662>(東1)が12.2%高、国際石油開発帝石<1605>(東1)は10.0%高、出光興産<5019>(東1)は6.8%高などと石油株が全面高。また、国際資源価格全体に好影響との見方から三井金属<5706>(東1)が2015年10月以来の高値に進み、アルコニックス<3036>(東1)は戻り高値に進んだ。

 安永<7271>(東1)は引き続き22日付で発表したリチウムイオン電池製造に関する新技術開発が材料視されてストップ高の23.8%高となり同日から7日連続高。ミマキエンジニアリング<6638>(東1)は1日付でホームページのIR情報コーナーに決算説明会の資料を掲載して注目され6.8%高の戻り高値。エスティック<6161>(東2)は12月20日現在の株主の保有株1株を2株に分割すると30日に発表し10.6%高。マーキュリアインベストメント<7190>(東2)は好決算を評価する動きが再燃とされて7.1%高の急反発。信用取引規制を受けて4日続落だったが、それまでの急伸の3分の1前後まで下げたため目先的な調整は一巡との見方。

 Jストリーム<4308>(東マ)は信用取引規制の解除などが好感されて一気に高値を更新し17.2%高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は「テロメライシン」(R)の中国、香港、マカオへの拡大が好感されて大引けまでストップ高の15.9%高。

 アトラエ<6194>(東マ)は30日付で提示株主総会の召集通知をホームページにアップし、事業報告の中に新規登録求人企業が47.2%増加などとある点を見直す動きがあるようで9.0%高。そーせいグループ<4565>(東マ)はスイス企業の買収が好感されて3.5%高。

 マルマン<7834>(JQS)は子会社の株式譲渡益への期待などが言われてストップ高の34.2%高。燦キャピタルマネージメント<2134>(JQS)は民泊関連株の人気再燃とされ、寺社に泊まる「宿坊」を展開する和空プロジェクト社(大阪市)に不動産流動化などで協業とされて13.0%高。日本ユピカ<7891>(JQS)は季刊会社データ誌に「単価苦戦」とあるため原油急伸が続けばこの苦境を脱出との期待が言われ8.8%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る