窪田製薬ホールディングスは米国EyeMedics社と新規バイオミメティック技術での独占的実施権取得の契約を締結

■全世界で製造・開発・販売

 眼科医療ソリューション・カンパニーの窪田製薬ホールディングス<4596>(東マ)は14日、子会社のアキュセラ・インク(以下「アキュセラ」)が、低分子化合物を用いた眼科治療薬の開発を手がけるEyeMedics社(米国カリフォルニア州)と、眼科治療薬の新規候補化合物を含むバイオミメティック技術(生物模倣技術)において全世界での製造・開発・販売の独占的実施権取得に関するオプション契約を締結したと発表した。

 EyeMedics社の技術は南カリフォルニア大学から導入されたもので、加齢黄斑変性、増殖糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫など、血管新生を伴う網膜疾患において、初期段階の炎症過程で放出される内因性因子を全く新しいメカニズムで調節することを目指している。現在、世界で約1億4200万人が加齢黄斑変性に罹患しており、約1億500万人が糖尿病性の眼疾患を患っている。これらの疾患は世界において失明の主要原因と言われている。

 EyeMedics社の新薬候補化合物は、眼内の細小血管を損傷することなく病的な血管新生および血管漏出を抑制する働きにおいて、既存の抗VEGF療法と同等の効果が得られる可能性が初期段階のin vivo非臨床試験で示唆された。

 アキュセラは、この新薬候補化合物による、新生血管を生じる逐次的反応における早期治療に加え、現在の標準的な治療薬として投与されている抗VEGF生物学的製剤よりも投与回数を削減し、より長期間にわたり治療効果を持続する可能性について検討していくとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る