【株式市場】円高など影響し日経平均は一時309円安となり2日続落だが個別株は強い

株式

◆日経平均の前引けは1万9145円14銭(256円58銭安)、TOPIXは1518.39ポイント(18.41ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億4914万株

チャート16 29日後場の東京株式市場は、円相場が一段強含んだためかトヨタ自動車<7203>(東1)などが一段軟化し、日経平均もジリ安基調となって13時過ぎに一時309円50銭安(1万9092円22銭)まで下押す場面があった。ただ、この間も三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株は横ばいを続けて底堅く、日経平均は2日続落だが終盤に持ち直した。主な株価指数はそろって軟調。

 後場は、東京個別指導学院<4745>(東1)が引き続き第3四半期の新規入会者数などを好感する格好で一段ジリ高となり、enish(エニッシュ)<3667>(東1)はブラウザゲームの一部譲渡などが好感されて急伸。情報セキュリティのアークン<3927>(東マ)セグエグループ<3968>(JQS)はストップ高。日本サード・パーティ<2488>(JQS)は業務契約を結ぶ米国企業のディープラーニングシステムを日本の理研が導入と伝えられて急伸。

 東証1部の出来高概算は22億4914万株(前引けは12億3473万株)、売買代金は2兆796億円(同9549億円)。1部上場2003銘柄のうち、値上がり銘柄数は342(同293Z)銘柄、値下がり銘柄数は1571(同1624)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は前場に続き食品1業種のみとなり、値下がり率の小さい業種は、不動産、精密機器、建設、医薬品、情報・通信、などだった。

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