【株式市場】日経平均は68円安、後場は軟調もみあいで3日続落だが底堅い

◆日経平均は3万7608円49銭(68円57銭安)、TOPIXは2790.88ポイント(13.28ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億5666万株

 3月24日(月)後場の東京株式市場は、4月初に発動される米国の関税の影響を見極める段階とされ、日経平均は取引開始後に軟化したまま50円安から20円高の範囲で小動きを続け、大引け前5分間の板寄せで一段軟化し安値引けとなった。小幅だが3日続落。中で、住友不<8830>(東証プライム)が13時頃から急伸し米ヘッジファンドのエリオットグループが株主還元などについて協議との一部報道を材料視。つれて不動産株が軒並み堅調。良品計画<7453>(東証プライム)は一段ジリ高となり2月締めの中間決算発表に期待強まる様子だった。

 後場は、RVH<6786>(東証スタンダード)が前場急伸したまま売買交錯となり(株)BS ENERGYの事業進捗状況に関する発表など好感。早稲田学研<5869>(東証スタンダード)は14時に発表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて」などが好感されて一段高。ケイファーマ<4896>(東証グロース)は慶応医学部との共同研究などが材料視され一段高急伸。

 24日新規上場のミライロ<335A>(東証グロース)は前後場とも買い気配をセリ上げたまま初値が付かず、大引けは気配値のままストップ高に達す際の上限の621円で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は16億5666万株(前引けは8億5586万株)、売買代金は3超7895億円(同1兆8831億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は476(前引けは443)銘柄、値下がり銘柄数は1160(同1130)銘柄。

 東証33業種別指数は11業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、繊維製品、非鉄金属、海運、小売り、輸送用機器、倉庫運輸、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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