【注目銘柄】オプティムは自律調整一巡して上値試す、17年3月期大幅増収増益予想で増額余地

注目銘柄

 IoTプラットフォームサービスを展開するオプティム<3694>(東1)に注目したい。17年3月期大幅増収増益予想で、さらに増額余地がありそうだ。株価は12月の直近安値圏から切り返して戻り歩調だ。IoT/M2M関連、農業IT関連、先端医療関連のテーマ性もあり、自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。

 17年3月期の非連結業績予想は、売上高が前期比22.1%増の32億円、営業利益が同18.9%増の6億40百万円、経常利益が同18.5%増の6億40百万円、純利益が同50.0%増の4億34百万円としている。主力の法人向けIoTプラットフォームサービスやリモートマネジメントサービスが順調に伸長する。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.3%、営業利益が57.8%、経常利益が57.3%、純利益が40.3%である。通期予想に増額余地がありそうだ。なお12月22日には佐賀大学と共同で、未来型医療の共同研究を推進するため包括的な提携を行い、IoTやAIといった最新のテクノロジーを活用した研究を行うメディカル・イノベーション研究所を設立したと発表している。

 株価は12月の直近安値圏4500円近辺から切り返し、1月5日には5730円まで上伸する場面があった。自律調整が一巡して戻り歩調だ。週足チャートで見ると26週移動平均線に続いて13週移動平均線を一気に突破した。基調転換を確認した形だ。10月の昨年来高値6260円、さらに15年9月高値6320円を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る