【株式市場】円安が再燃し好決算銘柄など強く日経平均は2日続伸

株式

◆日経平均の前引けは1万9381円44銭(130円36銭高)、TOPIXは1555.60ポイント(8.59ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億2843万株

チャート15 21日後場の東京株式市場は、米フィラデルフィア連銀総裁が3月の利上げに含みを持たせる発言を行ったと伝わり、ドル高・円安基調が再燃。コマツ<6301>(東1)が後場寄り後に一段高となり、トヨタ自動車<7203>(東1)は14時過ぎから一段ジリ高など、主力株が強さを増した。日経平均も前場より水準を上げて強い展開になり、大引けにかけて一時144円27銭高(1万9395円35銭)まで上げた。2日続伸。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、日本製紙<3863>(東1)が印刷洋紙の値上げ報道などを材料に買われて反発幅を広げ、アサツーディ・ケイ<9747>(東1)は過去の不適切会計に関する発表によって一件落着との見方があり一段ジリ高。JMC<5704>(東マ)は今期の大幅増益見通しや心臓カテーテルシミュレーターなどが言われてストップ高。ソフィアホールディングス<6942>(JQS)は子会社とライオン<4912>(東1)の遺伝子関連研究などが材料視されて急伸。

 東証1部の出来高概算は15億2843万株(前引けは7億3464万株)、売買代金は1兆6540億円(同7475億円)。1部上場2002銘柄のうち、値上がり銘柄数は1227(同986)銘柄、値下がり銘柄数は629(849)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けも31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、保険、繊維製品、電力・ガス、証券・商品先物、輸送用機器、小売り、機械、などだった。

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