はてなの今17年7月期第2四半期は、事業環境良好で大幅増収増益

■通期業績予想に対する進捗率は利益面で前年同期を大きく上回っていることから上振れも期待できる

 はてな<3930>(東マ)の今17年7月期第2四半期は、事業環境は良好で、大幅増収増益となった。

 第2四半期業績は、売上高9億09百万円(前年同期比26.1%増)、営業利益1億95百万円(同40.1%増)、経常利益1億96百万円(同50.7%増)、純利益1億20百万円(同44.7%増)となった。

 インターネット上で利用者自身がテキストや画像、映像などのコンテンツを発信することができる場を提供する、ブログを始めとしたUGC(User Generated Contentの略)サービスの利用は、スマートフォンなど情報通信端末の普及に沿ってますます拡大している。このように、同社にとっては、事業環境は良好なことから、業績は順調に推移している。

 同社は、この様な状況の中で、コンテンツマーケティングサービス、コンテンツプラットフォームサービス、テクノロジーソリューションサービスに注力した。
 コンテンツマーケティングサービスでは、「はてなブログMedia」サービスの提供が拡大するほか、サービスに係る広告売上が増加した。
 コンテンツプラットフォームサービスでは、サービスに係るアフィリエイト広告売上や課金売上が堅調に推移した。
 テクノロジーソリューションサービスでは、受託サービスについて前事業年度に受注した開発案件の納品・検収が完了し、受託売上が堅調に推移するとともに、既存取引先への運営サービスも着実に展開することができた。また、当事業年度に新規受注した開発案件の納品・検収が完了し、取引先拡大を着実に進めている。クラウド支援サービス「Mackerel」では、新規取引先の獲得が堅調に推移し、更なる事業基盤を整備している。

 通期業績予想に対する進捗率は、売上高48.7%(前年同期46.2%)、営業利益77.0%(同55.1%)、経常利益77.7%(同55.3%)、純利益80%(同57.6%)と利益面で前年同期を大きく上回っていることから上振れも期待できる。(TA)

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