【株式市場】サウジ向け経済協力拡大に期待する雰囲気あり日経平均は持ち直し堅調

株式

◆日経平均の前引けは1万9642円01銭(37円40銭高)、TOPIXは1577.37ポイント(3.36ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億4162万株

チャート15 13日(月)前場の東京株式市場は、円相場が前週末の1ドル115円台に対して同114円台に入る円高基調となったため、トヨタ自動車<7203>(東1)などは軟調に始まったまま上値が重かったが、サウジアラビアのサルマン国王の来日によってサウジ向けの経済協力の拡大に期待する雰囲気があり、武田薬品工業<4502>(東1)住友化学<4005>(東1)などは時間と共にジリ高基調となった。日経平均は軟調に始まったあと持ち直し、10時過ぎに51円87銭高(1万9656円48銭)まで上昇。前引けも37円40銭高(1万9642円01銭)となった。取引時間中の2015年12月以来の高値1万9668円01銭(17年3月2日)に迫った。日経JASDAQ平均は小安い。

 芝浦メカトロニクス<6590>(東1)東芝テック<6588>(東1)が大株主による保有株売却を巡る思惑などが言われて高く、エイチーム<3662>(東1)は10日の取引終了後に発表した第2四半期決算などが好感されて急伸。ファンデリー<3137>(東マ)は業績好調の見通しなどで昨年来の高値。

 東証1部の出来高概算は7億4162万株、売買代金は8257億円。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は1062銘柄、値下がり銘柄数は756銘柄となった。(HC)

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