【注目銘柄】エヌアイシ・オートテックは06年来の高値圏、17年3月期連結業績予想と配当予想を増額修正

注目銘柄

 エヌアイシ・オートテック<5742>(JQ)に注目したい。アルミフレームとFA装置を展開している。3月17日に17年3月期の連結業績予想と配当予想の増額修正を発表した。株価は06年来の高値圏から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整が一巡し、増額修正を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年3月期連結業績予想は、売上高を2億57百万円増額して16年3月期比29.5%増の80億円、営業利益を1億19百万円増額して同41.4%増の7億96百万円、経常利益を1億24百万円増額して同41.1%増の7億97百万円、純利益を86百万円増額して同39.9%増の5億08百万円とした。1月20日に続いて2回目の増額修正である。

 各セグメントの売上が順調に推移している。特にアルファフレーム部門でFA装置に使用される「アルファフレームシステム」の大口案件の受注が増加し、設計サポートシステム「カクチャ」を含めた受注案件も伸長した。装置部門では洗浄・検査装置およびFPD業界向けクリーンブース案件の受注も想定を上回った。

 配当予想は期末1円増額して年間30円(期末一括)とした。12月19日および2月24日に続いて3回目の増額修正である。16年3月期との比較では7円増配となる。

 株価は3月3日に1849円まで上伸した。06年来の高値圏である。その後は利益確定売りが優勢になって一旦は自律調整局面だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡し、増額修正を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る