【株式市場】日経平均は大引けにかけて一時429円安となるが好業績株などは強い

株式

◆日経平均の終値は1万9041円38銭(414円50銭安)、TOPIXは1530.20ポイント(33.22ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億5553万株

チャート7 22日後場の東京株式市場は、引き続き米国の米トランプ大統領が提唱する大型減税法案などの審議を巡る不透明感などが拭えず、トヨタ自動車<7203>(東1)などが中盤からジリ安基調になり、日経平均も大引けにかけて一段ジリ安となって429円35銭安(1万9026円53銭)まで下押した。3日続落。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、全国保証<7164>(東1)が21日発表の業績予想の増額修正を材料に活況高となるなど、個別物色の展開になった。芸能事務所のアミューズ<4301>(東1)は前週の業績予想の増額が好感されて高値を更新。桧家ホールディングス<1413>(東2、名2)はこれまでの名証2部に加えて東証2部にも上場し活況高。上場2日目となった力の源ホールディングス<3561>(東マ・売買単位100株)は11時前に公開価格600円の3.7倍の2230円で初値がつき、後場2632円まで上げて大引けは2630円となった。

 22日、3年ぶりに再上場となったマクロミル<3978>(東1・売買単位100株)は公開価格1950円に対し9時9分に1867円で初値がつき、その後1874円から1651円の間で売買をこなし、大引けは1680円。

 また、新規上場のフルテック<6546>(東2・売買単位100株)は後場寄り後の12時42分に公開価格600円の2.1倍の1230円で初値がつき、その後1263円まで上げたが、終盤は955円まで下げて大引けは985円となった。

 東証1部の出来高概算は20億5553万株(前引けは11億677万株)、売買代金は2兆6583億円(同1兆3297億円)。1部上場2011銘柄のうち、値上がり銘柄数は107(同135)銘柄、値下がり銘柄数は1854(同1825)銘柄。

 また、東証33業種別指数は「その他製品」1業種のみ値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、値下がり率の小さい業種は、電力・ガス、水産・農林、建設、空運、パルプ・紙、その他金融、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIが「空気読み」戦略立案、自律協調の新技術を発表  NTT(日本電信電話)<9432>(東証プ…
  2. 【デスクワーク時の「ちびだら飲み」がもたらす効果を検証】 ■カフェインだけじゃない、緑茶の新たな可…
  3. ■論理的推論と安全性を大幅向上  OpenAIは8月7日(現地時間)、次世代AIモデル「GPT-5…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  2. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  3. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  4. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  5. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  6. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る