Jトラストの月次動向(4月)は韓国、東南アジアの好調続く

Jトラスト 8508

■日本金融事業はクラウドファンディングを通じた保証が拡大

 Jトラスト<8508>(東2)が5月14日16時に発表した4月の月次動向「月次データ推移<速報>」は、日本金融事業の債務保証残高が横ばい微減となったものの、韓国金融事業の「銀行業における貸出金残高」は3ヵ月ぶりに増加し前年同月比では21.6%増となり、東南アジア金融事業の「Jトラスト銀行インドネシア・貸出金残高」は3ヵ月連続増加した。日本金融事業では、クラウドファンディングを通じた保証が拡大している。

 韓国金融事業の「銀行業における貸出金残高」は1兆5719億ウオン(前月比3.4%増、前年同月比21.6%増)となり3ヵ月ぶりに増加した。

 東南アジア金融事業の「Jトラスト銀行インドネシア・貸出金残高」は7兆9039億ルピア(前月比2.1%増、前年同月比6.9%増)となり3ヵ月連続増加した。同じくカンボジアを拠点に展開する「Jトラストロイヤル銀行・貸出金残高」は7億4900万ドル(前月比0.3%減、前年同月比38.4%増)となり、3月までの9ヵ月連続増加からは小休止となったが、前年同月比では年初から大幅な増加が続いている。

 日本金融事業の債務保証残高は2072億円(前月比0.3%減、前年同月比2.2%減)となったが、目下、保証商品の多角化の一環としてクラウドファンディングを通じた保証を強化している。「融資型」のクラウドファンディングではZUU<4387>(東マ)ほかと提携し、「不動産投資型」のクラウドファンディングではプロスペクト<3528>(東2)グループなどと提携し、それぞれのクラウドファンディングサイトを通じて日本保証の債務保証を組み込んだ商品の募集を行っており、「保証残高も順調に増加している」(決算短信より)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る