【チャートで見る株価】ファンデリーは上場来高値の後の過熱感が後退、再び最高益を映す展開を期待

■移動平均からの「乖離」が縮小しテクニカル的にも動きやすく

 栄養士による健康食宅配などのファンデリー<3137>(東マ)は5日の前場、1398円(20円高)まで上げて反発基調となっている。3月27日に上場来の高値1738円に進み、その後は調整基調となっていたが、この一両日は「25日移動平均」の水準まで調整が進み、移動平均からの「乖離」(かいり、過熱感の指標)が縮小。再び最高益更新の好業績を映し出す展開が期待されている。

 同社は、食事コントロールに気をつかう人々のために管理栄養士・栄養士が個々に調整した健康食を宅配するMFD(メディカル・フード・デリバリー)事業や健康食レシピの紹介・ネット通販、食品・医薬品メーカーのマーケティング支援などを行う。

 今期・2017年3月期の業績見通し(非連結)は、売上高を前期比15%増加の34.7億円、純利益は同9%増加の3.4億円、予想1株利益53円63銭などとし、各利益項目とも連続して最高益を更新する見込みだ。

 このところの株価は、2月から次第にジリ高傾向となって上昇ピッチを強め、3月下旬につけた上場来の高値まで2ヵ月間で7割高となった。この間、テクニカル的には、「25日移動平均」「13週移動平均」などが追いつけない状態になり、経験則では一服・小休止が発生しても不自然ではない状態になっていた。しかし、この数日は移動平均の水準まで調整が進んできた。再び好業績を映し出す相場展開になるとの期待が出ている。(HC)

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