リボミックの3月期第3四半期経常益は66百万円、通期計画を上回る

■今期通期の業績見通しは、黒字転換を見込む

リボミック <4591>(東マ)の3月期第3四半期非連結決算の売上高は、RBM004に係るライセンス収入、及び製薬企業との共同研究収入等により4億25百万円、営業利益は71百万円、経常利益は66百万円、四半期純利益は61百万円となり、経常利益は通期予想50百万円をすでに上回った。

自社創薬では、RBM004に次ぐライセンス候補品目としてRBM007を選定。適応疾患として、難治性の骨疾患や抗体不相応の関節疾患、癌性疼痛、加齢黄斑変性症等を想定しており、国内外の製薬企業とライセンスに向けた交渉を積極的に進めている。

共同研究では、大塚製薬との血液疾患を対象としたRBM002、及び線維症を対象としたRBM003に関る共同研究契約の期間を15年12月31日までの1年間延長し、引き続き研究支援費を受け取ることとなる。さらに、14年3月より開始した大正製薬との共同研究も順調に推移している他、14年11月1日付で、探索研究部内に「iPSプロジェクト室」を設置し、同社の技術をiPS細胞の実用化に応用するための研究開発に着手。製薬企業や大学等との連携に向けた活動などを進めている。

今期通期の業績見通しは、前回予想(12月22日公表)を据え置き、売上高が5億8百万円(前期実績1億51百万円)、営業利益が32百万円(同△4億14百万円)、経常利益が50百万円(同△2億10百万円)、当期純利益が45百万円(同△2億11百万円)と黒字転換を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る