アプリックス後場もストップ高続く、話しかけて家電などを操作する連携技術が脚光

株式市場 銘柄

■アマゾンの「アレクサ」と家電などを連携させる新ソリューションに注目集中
 
 IoTソリューションなどのアプリックス<3727>(東マ)は7日、朝方から2日連続ストップ高の569円(80円高)に張り付いたまま、後場もストップ高買い気配で始まった。5日、話しかけるだけでIT機器などを操作できるAmazon.com, Inc.(米アマゾン・ドット・コム)の音声認識機能「Alexa(アレクサ)」を家電と連携させるトータルIoT(Internet of Things)ソリューションを発表し、翌日から連日、買い殺到となっている。

 「Alexa」は、AI(人工知能)によるクラウドベースの音声認識機能で、これに対応させた家電製品などは、ヒトが話しかけるだけで指示通りに動かすことができる。このたびアプリックスが発表した「Alexa」対応のトータルIoTソリューションには、連携に必要となるAlexaスキルをはじめ、IoTモジュール、クラウドシステムなどが含まれ、家電のスピーディな市場投入を支援するツールとして家電メーカー向けに開発した。

 米国では、米アップルが同国時間5日、AI(人工知能)によって音声に自動応答するスピーカーを発表したと伝えられた。音質などの高性能化により「価格をアマゾンの普及品の7倍に設定」(7日付の日本経済新聞朝刊)とされたが、AIによる音声認識装置の普及が本格化したと注目されている。関連銘柄としてフオスター電機<6794>(東1)チェンジ<3962>(東マ)オンキヨー<6628>(JQS)アイレックス<6944>(JQS)などが挙げられており、各銘柄とも高い。(HC)

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