【注目銘柄】エボラブルアジアは2月高値試す、17年7月期大幅増収増益予想

注目銘柄

 エボラブルアジア<6191>(東1)に注目したい。航空券予約サイト「空旅」運営のオンライン旅行事業を主力としている。訪日外国人旅行客のインバウンド向け宿泊施設関連事業なども展開し、ビットコイン等仮想通貨両替サービスも開始する。17年9月期大幅増益予想である。株価は4月の直近安値圏から切り返して戻り歩調だ。2月の上場来高値を試す展開が期待される。

■17年9月期大幅増収増益予想

 17年9月期連結業績予想は、売上高が16年9月期比53.7%増の61億47百万円、営業利益が同61.9%増の10億01百万円、経常利益が同68.2%増の9億61百万円、純利益が同74.8%増の5億94百万円としている。

 主力のオンライン旅行事業が牽引して大幅増収増益予想である。第2四半期累計は前年同期比43.5%増収、32.1%営業増益、35.2%経常増益、55.4%最終増益だった。通期ベースでも好業績が期待される。

 なお5月19日にはデータの力で理想の住まい探しをサポートするCocolive社への資本参加、6月7日にはグループ会社かんざしと東京大学鳥海研究所との人工知能エンジンの共同開発着手、6月9日にはリミックスポイント<3825>(東マ)の子会社ビットポイントジャパンとの業務提携によるビットコインコイン等仮想通貨両替サービスの開始、6月9日にはAMBITION<3300>(東マ)との資本業務提携によるインバウンド向け宿泊施設関連事業の強化を発表している。

■株価は戻り歩調、2月の上場来高値試す

 株価は4月の直近安値圏2300円台から切り返し、3000円台を回復して戻り歩調だ。6月9日には3190円まで上伸した。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。そして13週移動平均線を回復した。2月の上場来高値3920円を試す展開が期待される。(MM)

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