【株式市場】日経平均は終盤軟化するがマザーズ指数やJASDAQ平均は高値を更新

株式

◆日経平均の終値は2万110円51銭(28円28銭安)、TOPIXは1610.38ポイント(1.18ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億5040万株

チャート5 22日後場の東京株式市場は、13時にかけて円安が強まる場面があり、ブリヂストン<5108>(東1)は一段ジリ高となり、日経平均は前場のもみ合いを脱して一時52円63銭高(2万191円42銭)まで上げた。ただ、精密機器や機械株の一角などが引き続き重く、日経平均は伸びきれず、終盤は軟調に転じて前日比では2日続落となった。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高く、取引時間中の高値更新も含めればそろって高値を更新した。

 後場は、富士通<6702>(東1)が寄り後に一段と上値を追い2年ぶりの高値に進み、ゼンリン<9474>(東1)は3D(3次元)地図データ関連技術や国土地理院の改定方針などが材料視されて連日高値。テモナ<3985>(東マ)はネット通販の普及による地方活性化を目的に「ネッパン協議会」に参加し積極展開とされて大幅反発。五洋インテックス<7519>(JQS)は先端医療検査にかかわる子会社設立などが材料視されて後場一段高。

 出来高概算は15億5040万株(前引けは7億4381万株)、売買代金は2兆771億円(同9759億円)。1部上場2020銘柄のうち、値上がり銘柄数は992(同984)銘柄、値下がり銘柄数は876(同845)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(同16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、医薬品、医薬品、鉄鋼、精密機器、ガラス・土石、その他製品、銀行、繊維製品、などだった。(HC)

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