クリーク・アンド・リバー社は「IDEALENS K2+」を使用した遠隔医療教育システムを共同開発

■筋膜性疼痛症候群の有効な治療法「筋膜リリース注射」の遠隔教育に使用

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は、木村ペインクリニック(群馬県前橋市)、統合医科学研究所(本店:東京都新宿区)およびユニゾンシステムズ(本社:福岡県福岡市)は、スタンドアロン(一体)型VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「IDEALENS K2+」を使用した遠隔医療教育システムを共同開発した。なお、同システムは、木村ペインクリニック院長・木村裕明氏をはじめとする木村ペインクリニック関係者が全国の医療機関や施術所に対して行う、筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome、以下MPS)の有効な治療法「筋膜リリース注射」の遠隔教育に使用される。

 MPSは、筋肉が原因となって痛みやしびれを引き起こす病気で、日本では筋痛症と呼ばれることもある。現時点では、有効な医薬品はなく、治療により筋肉内の痙攣を解く治療が一般的。その中でも特に有効とされている治療法のひとつ「筋膜リリース注射」。木村医師は、全国の医師や施術師が集まってMPSの研究および周知活動などを行うMPS研究会の会長も務め、同治療法の第一人者でもある。「筋膜リリース注射」の技術を全国に広め、MPSの症状に苦しむ患者を一人でも多く救いたいという木村医師の思いから、VRを使用した遠隔医療教育システムの開発が始まった。

 同システムでは、実際に木村ペインクリニック関係者が施術する様子を写した高画質の映像をリアルタイムで「IDEALENS K2+」に配信し、施術現場を遠隔地からでも強い臨場感を持ちながら見学できる。そのほか、「筋膜リリース注射」時に必要なエコー画像の送信機能や映像を視聴しながら対話ができる機能、簡単な操作で視点を変えられる機能など、「筋膜リリース注射」の技術習得に役立つ様々な機能を「IDEALENS K2+」に搭載している。なお、同システムは6月28日(水)から6月30日(金)まで東京ビックサイトで開催される「コンテンツ東京2017」内の専門展「第3回先端コンテンツテクノロジー展」でも体験できる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る