【株式市場】NY株高など好感し日経平均は反発するが世界的サイバー攻撃の波及懸念あり後場はモミ合う

株式

◆日経平均の終値は2万220円30銭(89円89銭高)、TOPIXは1624.07ポイント(9.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億5041万株

チャート15 29日後場の東京株式市場は、ロシアや英国、インドなど世界各地でサイバー攻撃の被害が伝えられ、様子見姿勢があり、日経平均は前場上げた貯金があって前日比で反発したが、前場の高値2万266円59銭(136円18銭)を抜けずに一進一退を続けた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQSDAQ平均も高い。

 後場は、引き続き鉄鋼株や証券株などが値を保ち、土木管理総合試験所<6171>(東1)が路面下ビックデータ共有システムに続き3Dレーダーによるコンクリート構造物などの強度自動分析システムが言われて一段高となりストップ高。ASJ<2351>(東マ)は信用取引規制の解除が材料視されて買い直されたとされストップ高。アズジェント<4288>(JQS)は世界各地でサイバー攻撃の被害が伝えられ需要増加の期待が言われ高値を更新。

 東証1部の出来高概算は19億5041万株(前引けは9億8707万株)、売買代金は2兆4419億円(同1兆2310億円)。1部上場2021銘柄のうち、値上がり銘柄数は1513(同1390)銘柄、値下がり銘柄数は398(同485)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、その他製品、証券・商品先物、海運、その他金融、非鉄金属、卸売り、ガラス・土石、機械、銀行、保険、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る