【株式市場】ギリシャ問題など懸念し日経平均など反落だが材料株など高い

◆日経平均の前引けは1万7942円33銭(289円65銭高)、TOPIXは1449.19ポイント(21.47ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億1796万株

チャート5 13日後場の東京株式市場は、ギリシャの債務問題が土曜、日曜の間に流動化する懸念などから円相場が反発したまま推移し、前場は概して堅調だったソニー<6758>(東1)が小安くなり、自動車株も総じて軟調。日経平均は13時30分にかけて一時115円17銭安(1万7864円55銭)まで下げて一進一退となった。前場は小高かったTOPIXも軟化。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟調となった。
一方、13時頃にエイチ・ツー・オー リテイリング<8242>(東1)梅の花<7604>(東2)を子会社化と伝えられ、両銘柄とも動意を強め、高島屋<8233>(東1)などが連日高値を更新。楽天<4755>(東1)は昨日発表の12月決算を好感して高くなり、昼12時に発表した光通信<9435>(東1)、自社株買いや増配も発表したマブチモーター<6592>(東1)、14時30分に発表したDIC<4631>(東1)などが高い。

対ユーロでの円の反発が目立ち、昨日急伸した<6954>(東1)なども反落。一方で三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)や消費者金融株、三井不動産<8801>(東1)などは堅調になり、楽天<4755>(東1)は昨日発表の12月決算を好感して高い。朝9時に特別利益などを発表したBEENOS<3328>(東マ)は高値を更新した。

東証1部の出来高概算は25億6223万株(前引けは12億9050万株)、売買代金は2兆6868億円(同1兆3376億円)。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は812(同836)銘柄、値下がり銘柄数は911(同888)銘柄。

また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は15業種(前引けは17業種)となり、値上がり率上位の業種は、不動産、その他金融、鉱業、証券商品先物、石油・石炭、パルプ・紙、金属製品、建設、などとなった。

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