農業総合研究所が日本航空(JAL)と提携し日本の農産物を世界へ輸出

■8月から香港へ航空輸送し現地提携スーパーマーケットで販売を開始

 日本航空(JAL)<9201>(東1)農業総合研究所<3541>(東マ)は12日の取引終了後、農業総合研究所の孫会社・株式会社世界市場(せかいいちば)を加えた3社で、日本の農産物の世界への輸出拡大を目指す連携協定を締結したと発表。三社それぞれの得意分野を組み合わせることで、世界市場が構築した市場プラットフォーム「NIPPON ICHIBA)(ニッポンイチバ)」の円滑な運営を通じて、「農産物の日本からの輸出拡大」と「日本の地方発農産物の取引拡大」を推進し、地域の活性化に支援・協力するとした。

 (株)世界市場は、農業総合研究所が国内で展開する「農家の直売所」の運営モデルを前提とした「Nippon Ichiba」を海外展開し、2017年2月から、香港のデパートやスーパーマーケットでの販路を確保し、日本各地から現地までの輸送手配も請け負いながら、既存の海外向け農産物流通と比べて、商流を一元管理することで流通コストを効率化し、日本の生産者に適正なマージンを還元することを可能にした。

 そして、17年8月からは、和歌山と北海道の集荷拠点にて生産者より農産物を預かり、香港へ航空輸送して現地提携スーパーマーケットで「Nippon Ichiba」を活用した販売を開始する。これを契機に、日本国内の集荷拠点を順次拡大し、海外の消費者に手頃な価格で提供することで流通拡大を目指していく。 

 JALは、各地支店に寄せられる海外展開のニーズや問い合わせに対し「ニッポンイチバ」を紹介し、国内の生産者と海外の消費者の橋渡しをし、日本の地域活性化に貢献するほか、JAL CARGO(貨物部門)の定温輸送ノウハウを活かし、農産物の特性やニーズにあわせた輸送方法を提案する。将来的には、日本各地と首都圏を結ぶJAL国内線と首都圏を基点とするJAL国際線ネットワークの組み合わせにより、日本各地から世界各地へスピーディーな輸送を提供していく。(HC)

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