うかいの6月の飲食事業は売上高、来客数ともに今期最高の伸び率

■定休日導入店舗を拡大しながらも、今期売上高は過去最高の129億円を見込む

 うかい<7621>(JQS)の6月の飲食事業は、売上高、来客数ともに今期最高の伸び率となった。

 6月は、前年同月比ベースで、売上高6.5%増、来客数も7.3%増と今期で最高の伸び率となった。

 同社では、飲食事業において、定休日導入店舗の拡大を行っているが、箱根ガラスの森美術館においても、1月に11日連続の定休日導入を実施する等、働き方改革も実践している。しかし、定休日は増えるものの、売上高は、今期は過去最高の129億円を見込む。

 特に今期は、新規4店舗の出店を計画している。7月20日には、東京都内で初の常設店となる洋菓子店「アトリエうかい」をエキュート品川にオープンした。秋には大規模商業施設「トリエ京王調布」のA館1階に「アトリエうかい」の出店が決定している。また、30年春には、六本木に2店舗出店する計画。

 利益については、今後の事業拡大を見据え、人材確保・成長に向けた投資と新店の開業費等により、減益を見込む。

 ところが、株価は、同社の成長性を好感し、最高値を更新し、3100円台に入っている。

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