メディア工房は業績予想の減額より中国VR企業との提携に期待が強く値上がり率上位

株式市場 銘柄

■不採算事業の撤退を含め各事業内容を精査し構造改革を進める姿勢

 メディア工房<3815>(東マ)は27日、大きく出直って始まり、取引開始後に12%高の695円(76円高)まで上昇。10時にかけても6%高前後で推移し、東証マザーズ銘柄の値上がり率3位に入っている。26日付で、特別損失の計上による通期業績予想の減額修正と、中国のVR(仮想現実)端末開発企業・小派科技(上海)有限責任公司(上海)との提携を発表。中国企業との提携に対する期待が勝る形になった。

 業績予想の減額修正は、不採算事業として、ゲームブランドOBOKAID’EMの撤退を決定したことにともなう特別損失や、既存占いコンテンツの売り上げ不振に伴う収益の圧迫などが要因とした。しかし、発表では、「現在進行中の案件を含め、各事業内容を厳に精査し」などとし、構造改革を進める姿勢を示したため、今後の持ち直しに期待する様子がある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る