【注目銘柄】メイテックは好業績評価して00年来高値圏、18年3月期第1四半期2桁営業増益で通期予想に増額余地

注目銘柄

 メイテック<9744>(東1)に注目したい。設計・開発技術者派遣の大手である。18年3月期第1四半期は2桁営業増益だった。通期は減益予想だが、需要高水準で増額余地がありそうだ。株価は15年高値を突破して00年来高値圏である。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期第1四半期2桁営業増益で通期予想に増額余地

 7月27日発表した18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の227億63百万円、営業利益が14.9%増の27億53百万円、経常利益が14.8%増の27億52百万円、純利益が9.8%増の16億95百万円だった。

 前期に子会社アポロ技研を売却したことが約4億円の減収要因だったが、技術者派遣需要が高水準で配属が順調に推移した。稼働率上昇による売上総利益率改善などで2桁営業増益だった。17年6月末時点のグループ合計エンジニア社員数は9160名で16年6月末比418名増加した。

 通期連結業績予想は売上高が17年3月期比2.2%増の920億円、営業利益が6.7%減の104億円、経常利益が6.7%減の104億円、純利益が11.8%減の70億円としている。

 積極的な人材採用で減益予想としているが、通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.7%、営業利益26.5%、経常利益26.5%、純利益24.2%と順調である。需要が高水準であり、稼働率上昇効果も寄与して通期予想に増額余地がありそうだ。

■株価は好業績を評価して00年来高値圏、98年高値も視野

 株価は15年7月高値5120円を突破して、7月27日に5240円まで上伸した。00年来高値圏である。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。98年高値5700円も視野に入りそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る