立花エレテックの第1四半期は、増収大幅増益

■世界的な半導体業界の好調を受け、半導体デバイス事業は大幅に伸長

 立花エレテック<8159>(東1)の第1四半期は、増収大幅増益となった。

 7日引け後に発表された第1四半期連結業績は、売上高377億30百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益11億67百万円(同69.5%増)、経常利益13億23百万円(同94.6%増)、純利益9億33百万円(同106.7%増)であった。

 世界的な半導体業界の好調を受け、半導体デバイス事業は大幅に伸長し、それに伴い半導体・液晶製造装置関連が牽引され、FAシステム事業も好調に推移した。また、施設事業でも人材先行投資の成果が表れはじめ、産業冷熱やLED照明を中心に好調に推移した。

 セグメント別業績を見ると、FAシステム事業は、半導体業界の伸長に牽引された半導体・液晶製造装置関連が好調に推移し売上高217億28百万円(同8.4%増)、営業利益7億79百万円(同41.6%増)と増収大幅増益。

 半導体デバイス事業は、世界的な業界の好調さを受け大幅に伸長した。売上高124億26百万円(同12.5%増)、営業利益4億74百万円(同107.8%増)であった。

 施設事業は、店舗用パッケージエアコンとビル用マルチエアコンが好調に推移したこと等から、売上高24億71百万円(同12.7%増)、営業利益△69百万円(前年同期△82百万円)であった。

 その他は、売上高11億03百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益△15百万円(前年同期△06百万円)と赤字幅拡大。

 第1四半期は、増収大幅増益となったが、通期業績予想は据え置いている。

 ちなみに、18年3月期連結業績予想は、売上高1650億円(前期比3.0%増)、営業利益52億円(同0.5%増)、経常利益54億円(同1.1%増)、純利益37億円(同5.0%減)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る