【株式市場】日経平均は2日続落し東証マザーズは上場銘柄の97%が安い

株式

◆日経平均の終値は1万9385円81銭(122円44銭安)、TOPIXは1590.71ポイント(12.84ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億4026万株

 5日後場の東京株式市場は、引き続き北朝鮮を巡る不透明感がのしかかる感触で材料株や好業績株の選別買いが続き、防衛産業関連株の石川製作所<6208>(東1)はジリ高を続けて終盤ついにストップ高。一方、日経平均は後場寄り後に前場の安値を割り一時153円66銭安(1万9354円59銭)まで下押したが、あとは一進一退を続けて2日続落となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、東証マザーズ市場の下げが厳しく、マザーズ上場240銘柄のうち232銘柄(97%)が値下がりした。大引けで高かった銘柄は8銘柄。ただ、これが「陰の極」だとして強気の姿勢もある。

 一方、阿波製紙<3896>(東1)は電磁波シールド材を材料に一段上げてストップ高となり、フリージア・マクロス<6343>(東2)はこのところ放射線シールド施設などが注目されて連続ストップ高の技研興業<9764>(東2)の大株主ということで動意が急。マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は農業機械の取り扱い本格化などが注目されて高い。

 東証1部は上場銘柄の88%が値下がりし、出来高概算は16億4026万株(前引けは7億6710万株)、売買代金は1町9539億円(同8327億円)。1部上場2025銘柄のうち、値上がり銘柄数は181(前引けは270)銘柄、値下がり銘柄数は1786(同1674)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、前引けに続いて輸送用機器1業種のみとなり、値下がり率の小さい業種は、非鉄金属、鉱業、鉄鋼、銀行、陸運、卸売り、医薬品、石油・石炭、食料品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る