【業績でみる株価】ANAPは17年8月期黒字化予想、18年8月期は一段の収益改善期待

 ANAP<3189>(JQ)は10代~20代の若い女性向け衣料・雑貨「ANAP」ブランドを主力とするアパレル会社である。17年8月期黒字化予想である。そして18年8月期は一段の収益改善が期待される。株価は7月の年初来高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。

■17年8月期黒字化予想、18年8月期は一段の収益改善期待

 10代~20代の若い女性向け衣料・雑貨「ANAP」ブランドを主力とするアパレル会社である。店舗販売の縮小とネット販売の強化で収益拡大を目指すとともに、17年7月にはWeb等各種メディアの企画・運営およびビッグデータを活用したAIシステムの開発に向けて子会社ATLABを設立した。

 17年8月期業績(非連結)予想は、売上高が16年8月期比0.2%増の70億95百万円、営業利益が1億02百万円(16年8月期は60百万円の赤字)、経常利益が95百万円(同68百万円の赤字)、純利益が55百万円(同20百万円の赤字)としている。

 16年4月スタートした再生プロジェクト(販売オペレーション再構築)に基づく在庫圧縮や粗利益率改善、さらに16年8月期以前から実施している店舗リストラクチャリングに基づく不採算店舗の退店効果の本格化などで黒字化予想である。

 第3四半期累計(9~5月)は、売上高が前年同期比4.7%減収だが、営業利益が49百万円、経常利益が47百万円、純利益が10百万円となり、いずれも黒字化した。店舗販売縮小して減収だが、ネット販売事業の売上構成比が57%超まで上昇し、粗利益率改善や店舗経費圧縮が進展して黒字化した。

 16年8月期まで3期連続の営業損失、当期純損失のため継続企業の前提に疑義注記だが、17年8月期は通期ベースで黒字化が予想され、さらに18年8月期は一段の収益改善が期待される。

■株価は7月の年初来高値圏から反落したが調整一巡感

 株価は急伸した7月10日の年初来高値928円から反落し、650円~750円近辺のレンジで推移している。9月6日の終値は658円、17年8月期推定PERは50倍近辺、時価総額は約29億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して調整一巡感を強めている。反発が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る