【注目銘柄】シュッピンは上場来高値更新、18年3月期大幅増益・増配予想、8月売上も好調で通期予想に増額の可能性

注目銘柄

 シュッピン<3179>(東1)に注目したい。カメラなど専門性高い商材の中古品・新品をECと店舗で販売している。Web会員数の増加に伴ってEC売上が好調に推移し、18年3月期大幅増収増益・増配予想である。8月の売上高も好調だった。通期予想に増額の可能性がありそうだ。株価は上場来高値を更新した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期大幅増収増益・増配予想、EC売上が好調

 18年3月期の非連結業績予想は、売上高が17年3月期比13.7%増の284億29百万円、営業利益が27.8%増の14億02百万円、経常利益が28.6%増の13億87百万円、純利益が28.2%増の9億50百万円としている。配当予想は6円増配の年間18円(期末一括)としている。Web会員数の増加に伴ってEC売上が好調に推移し、中古品の粗利益率改善なども寄与して大幅増収増益予想である。

 第1四半期(4~6月)は売上高が16.7%増収、営業利益が26.1%増益、経常利益が27.0%増益、純利益が27.4%増益だった。計画超の増収増益だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高23.7%、営業利益22.7%、経常利益22.8%、純利益22.8%と順調だった。

 月次情報(速報値)によると17年8月は全社売上高が前年同月比45.4%増、うちEC売上高が43.4%増と好調で、計画を大幅に上回った。Web会員数は前月比3755人増加の33万3529人となった。通期業績予想に増額の可能性がありそうだ。

■株価は上場来高値更新、好業績評価して上値試す

 株価は高値を突破して本日9月14日は2552円まで上伸した。上場来高値更新の展開だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る