【材料でみる株価】ソレイジア・ファーマは戻り歩調、がん領域中心に開発して18年以降の収益化期待

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は、がん領域を戦略的疾患領域とする創薬ベンチャーで、候補物質の開発権導入による臨床開発を主力としている。上市が本格化する18年以降の収益化が期待される。株価は9月の直近安値から切り返して戻り歩調だ。

■がん領域中心に開発

 17年3月東証マザーズに新規上場した。がん領域を戦略的疾患領域とする創薬ベンチャーで、候補物質の開発権導入による臨床開発を主力としている。

 日本および中国を中心とするアジア諸国において、アンメット・メディカルニーズ(いまだに有効な治療方法が確立されていない、あるいは治療方法が限られている疾病に対する新たな治療の必要性および期待)に応えるために、世界の医薬品企業やバイオテクノロジー企業から有望な製品候補を導入し、国際共同治験を含む積極的な開発戦略によって迅速な承認取得を目指している。

 開発状況として、がん化学療法および放射線療法によるによる悪心・嘔吐を対象疾病とするSP-01は中国で17年度承認予定・18年以降上市予定、末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)を対象疾病とするSP-02は日本・韓国・台湾・香港で第2相臨床試験(最終試験)実施中・18年末完了予定、がん化学療法および放射線療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液材のSP-03は中国で承認申請中・18年以降上市予定などとしている。

 なお17年7月にはSP-03「エピシル口腔用液」の日本における医療機器製造販売承認を取得した。日本における独占販売権の導出先であるMeiji Seika ファルマから販売される。また17年9月には伊藤忠商事<8001>と中国販売にかかる代理店契約を締結した。対象製品はSP-01の中国販売用製品、SP-03の中国販売用製品である。

■17年12月期は赤字予想、18年以降の収益化期待

 17年12月期の連結業績(IFRS)予想については、売上収益が16年12月期比15.6%減の4億23百万円、営業利益が17億87百万円の赤字、税引前利益が17億93百万円の赤字、親会社の所有者に帰属する当期利益が17億98百万円の赤字としている。

 SP-03日本承認時マイルストン収入4億円は、17年7月の当局承認を機にMeiji Seika ファルマから収入済みである。費用面ではSP-02の国際共同治験(最終試験)本格化で研究開発費の下期増加を見込んでいる。また中国販売開始準備のためのマーケティング費用や販売人員採用費用の増加を見込んでいる。

 17年12月期は赤字予想だが、上市が本格化する18年以降の収益化が期待される。

■株価は戻り歩調

 株価は9月6日の直近安値288円から切り返して戻り歩調だ。10月23日には367円まで上伸した。10月24日の終値は340円、時価総額は約298億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(MM)

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