インテージホールディングスは第2四半期、通期業績予想の修正を発表

■投資先からの配当の増加と、上期に予定の投資費用の一部が下期にズレ込み、利益を上方修正

 市場調査で業界トップのインテージホールディングス<4326>(東1)は10日引け後、第2四半期、通期業績予想の修正を発表した。

 今期は、マーケティング支援(消費財・サービス)事業、マーケティング支援(ヘルスケア)事業において、商品価値向上等のための投資を行うことから、当初より減益を見込んでいた。

 ところが、第2四半期は売上高はおおむね当初の予想通りとなったものの、投資先からの配当の増加と、上期に予定していた投資費用の一部が下期にズレ込んだ影響などにより当初予想を修正した。

 売上高は当初予想より58百万円下方修正したが、営業利益は1億70百万円、経常利益は3億69百万円、純利益は3億08百万円上方修正となった。

 その結果、今期18年3月期第2四半期連結業績は、売上高229億41百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益12億70百万円(同7.5%減)、経常利益14億69百万円(同7.2%増)、純利益10億08百万円(同10.3%増)と当初減益予想だった経常利益、純利益が一転、増益となった。

 第2四半期の事業別の業績を見ると、マーケティング支援(消費財・サービス)事業の業績は、売上高148億06百万円(同7.1%増)、営業利益4億60百万円(同15.1%減)であった。

 マーケティング支援(ヘルスケア)事業は、売上高53億88百万円(同5.7%増)、営業利益6億35百万円(同11.2%減)。

 ビジネスインテリジェンス事業は、旅行業界をはじめとしてCG&S(消費財&サービス)及びヘルスケア業界において案件の受注が堅調に推移し、売上高27億46百万円(同8.9%増)、営業利益1億75百万円(同51.1%増)と増収大幅増益となった。

 第2四半期業績を修正したことから、通期についても、配当の増加の影響を受け、経常利益を1億50百万円、純利益を1億円上方修正した。

 その結果、18年3月期通期連結業績予想は、売上高510億円(前期比6.3%増)、営業利益40億円(同6.3%減)、経常利益43億円(同2.1%減)、純利益29億円(同1.0%増)と売上高、最終利益は過去最高を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る