【注目銘柄】オプテックスグループは高値更新の展開、17年12月期3Q累計大幅増収増益で通期予想は再増額の可能性

注目銘柄

 オプテックスグループ<6914>(東1)に注目したい。防犯や自動ドアなど産業用センサの大手で、FA機器やLED照明なども展開している。17年12月期第3四半期累計は大幅増収増益だった。通期予想は再増額の可能性が高いだろう。株価は高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期3Q累計は大幅増収増益、通期予想は再増額の可能性

 11月7日発表した17年12月期第3四半期累計(1~9月)連結業績は、売上高が前年同期比30.6%増の275億98百万円、営業利益が69.8%増の38億15百万円、経常利益が2.0倍の39億03百万円、純利益が2.2倍の26億09百万円だった。主力事業が好調に推移して大幅増収増益だった。

 主力の防犯関連のSS事業は4.6%増収・29.9%営業増益だった。自動ドア関連が海外向けの伸び悩みで1.1%減収だったが、防犯関連がアジアおよび欧州向けが好調に推移して6.1%増収だった。FA事業は24.5%増収・90.6%営業増益だった。半導体、二次電池、電子部品、食品関連が好調だった。シーシーエスを連結したMVL(マシンビジョン照明)事業も寄与した。

 通期予想(6月20日に増額修正)は、売上高が16年12月期比17.0%増の363億円、営業利益が39.3%増の42億円、経常利益が37.7%増の42億50百万円、純利益が54.8%増の28億円としている。想定為替レートは1米ドル=111円11銭、1英ポンド=137円62銭、1ユーロ=120円44銭としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.0%、営業利益が90.8%、経常利益が91.8%、純利益が93.2%と高水準である。通期予想は再増額の可能性が高いだろう。

■株価は高値更新の展開、好業績を評価して上値試す

 株価は上場来高値更新の展開で、11月9日には4915円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る